9月8日。
朝8時半に手術室に入り、ドナー・レシピエント同時進行の手術が始まりました。 14時半、予定より大幅に早く母の手術が終わり、母が出てきました。 母の肝臓は非常に健康で、年齢を思わせない状態の良さだったそうです。 酸素マスクをつけたまま、「大丈夫。大丈夫」と笑って見せてくれました。 長い長い時間がすぎて、23時すぎ、お嬢の手術が終わりました。 小児外科の主治医の先生のお話では、お嬢の肝臓はやはり 術中の造影でも肝内の胆管にほとんど胆汁の流れが見られず、 肝外の胆管も極めて細く、肝硬変などには至っていないものの 胆汁が溜まりきった状態だったそうです。 母の肝臓(提供は左外側部)はお嬢のおなかのサイズに対して 少し大きいので、いっぱいいっぱいに入っているが、これはお嬢に限らず 小児がレシピエントの場合はほとんどそうだとのこと。 心臓はやはり普通の子供の手術より、若干しんどい状態があったが 薬で十分乗り切れるレベルで、問題なし。 全体として今のところ何も問題なく、手術は成功したということでした。 ICUに移されたお嬢の表情も、今は苦痛の色もなく、穏やかな寝顔でした。 今回、手術のことを知って本当にたくさんの方が、 お嬢を想って成功を祈ってくださいました。 ほんとうに、ほんとうにその力が届いたのだと思います。 感謝の気持ちでいっぱいです。 どうもありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・ 2日後の今日、ICUのお嬢は人工呼吸器が外れ、 か弱い小さな声ながら、泣き声をあげていました。 ビリルビンの値も2日間でみるみる下がり、 浅黒かった顔の色が、見違えるほど白くなりました。 まだ拒絶反応や感染が怖いのはこれからなので、この先にも 壁はたくさんあると思いますが、親子ともども、力をたくわえて頑張ります。 これからも見守っていただければ、幸いです。
by hui_hui3
| 2008-09-10 21:44
| お嬢の日々
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アラジール症候群と生きるこどもの日々 by hui_hui3 カテゴリ
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